画像元:USPTO
『AppleInsider』は、火曜日に、Appleが新たなカメラ技術の特許を出願したことを伝えています。
Appleが取得した特許は、iPhoneなどの薄いワイアレス機器のシャーシ内に3センサープリズムベースのカメラ・モジュールを埋め込む可能性を示唆しています。
米国特許庁による特許番号 8,988,564号「ビームスプリッター・デジタルカメラ」は、ビームスプリッターキューブを搭載することにより、正確な色彩表現や低照度(夜間)撮影を可能とします。
ビームスプリッターは、透明な光学素子でレーザビームなど透過光と反射光に分ける光学分野の装置で、カラーチャンネル処理や、デモザイク処理を必要としないため、解像度を最大化させることが可能です。
3センサー・イメージング技術は、プリズムを使用して、カメラへの入射光を3つの波長または色に分割します。
通常、赤、緑、青のように特定され、プリズム、もしくはプリズムの近くに配置される専用のイメージング・センサーで、分割された画像は取り込まれます。
つまり、光の種類を分けることが出来るため、色彩の表現が豊かになり、暗所・夜間などの低照度での撮影にも対応出来るようになるようです。
iPhone6 Plusは、低照度の環境でもシャープな画像を生成する光学手ブレ補正機能(OIS)を搭載していますが、将来的にビームスプリッターが実装されることにより、夜間でもさらに美しい写真を撮影することが出来るようになるかもしれません。
このビームスプリッター技術が、半年後にリリースされるであろうiPhone6sに搭載されるかどうかは不明ですが、近い将来、iPhoneカメラに採用される蓋然性は高いことが予想されます。
参照元:AppleInsider