Appleは、iPhone 6 Plusにより、今まで競争することができなかった市場への参入を果たしました。
これにより、5インチ以上の比較的大きなスマートフォンを展開する他社製品と本格的に競い合う格好となり、ファブレット端末市場は激戦の様相を呈しています。
このページでは、Apple『iPhone 6 Plus』、サムスン『Galaxy Note 4』、ソニー『Xperia Z3』、HTC 『One Max』 (日本未発売)など、各社が提供する5インチクラスの大画面スマートフォン(ファブレット)の性能を比較してみました。
iPhone 6 Plus
9月17日(日本時間18日)にリリースされるiOS 8が搭載されることで期待感が高まるiPhone 6 Plusですが、他社のスマートフォンと比較してみた場合、性能面で見れば一歩譲るように感じられます。
iPhone 6 Plusの特徴としては、光学式手ぶれ補正やFocus Pixelsを使ったオートフォーカスに対応するため、多様な条件下で失敗の少ない撮影が期待できます。
また、Appleは、大型化したiPhone 6・iPhone 6 Plusのために、画面上部に表示されている部分に親指を届かせるためのギミック「Reachability」を用意しています。ホームボタンを2度押しすることで、画面全体を丸ごと下に50%移動させて、画面の上半分を下半分に表示させることで、片手でも大型ディスプレイを操作しやすい工夫が成されています。
また、iPhone 6 Plusは、横に傾けるとホーム画面も横向きになるランドスケープモードが採用されており、iPadに似たUIとなっています。
iPhoneによって世界中にスマートフォン市場を生み出したAppleは、OSと端末を開発する強みを活かし、iOS 8を搭載したiPhoneとApple Watchとの連携に関しても高い注目が集まっています。
また、今回初めてiPhoneにNFC機能が搭載されたました。これにより、米国で開始される『Apple Pay』のような決済機能が日本でも導入されるのか、その動きも注目されています。
Galaxy Note 4
Galaxy Note 4は、515ppiと最も解像度が高い点が特徴です。ただし、400ppiを超えるレベルでの比較のため、一般的な視力を持つ方には大きな違いを感じることはありません。
また、約370万画素という高解像度を持つ前面カメラにおいても、iPhone 6 Plusに比べGALAXY Note4の方が優れています。
Galaxy Note 4は、専用のSペンを使って入力することが出来るため、片手で持てる小型のタブレットという感覚で使用することが可能です。
さらに、Galaxy Note 4をディスプレイに使うHMD「Samsung Gear VR」でインタラクティブゲームや映像体験を楽しむことが出来ます。
Xperia Z3
Xperia z3は、5.2インチ、146.5 x 72 x 7.3 mm、152gと、ライバル機種と比べてサイズ的には小さめですが、防塵防水機能に対応している点が特徴です。
Xperia z3の背面カメラは、2070万画素・広角25mmのレンズ・ISO 12800対応と、同社のデジタルカメラ「Cyber-shot(サイバーショット)」で培った高感度撮影時の画像処理技術により、最も高機能なカメラを搭載しています。
また、端末単体でハイレゾ音源の再生が可能となり、MP3やAACなどの圧縮音源をハイレゾ相当の音質に変換する「DSEE HX」も新たに搭載されました。
さらに、家庭用ゲーム機「PS4」との連携「PS4 リモートプレイ」に対応することで価値を高めています。