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Appleの10~12月期決算は大幅な増収増益
Appleは、2015年第1四半期の収支報告において過去最高益を記録したことを発表しました。
Appleは、主にiPhone6とiPhone6 Plusの成功により、2015年の第1四半期の売上746億ドル(7.4兆円)、純利益は180億ドル(1.8兆円)という記録的な業績となりました。
Apple、アジアのスマートフォン市場を席巻
市場調査会社は、アジアにおけるスマートフォン市場のAppleのシェアは、4.7インチのiPhone6と5.5インチのiPhone6Plusの発売後に劇的に上昇したことを報告しています。
『iPhone6 / 6Plus、日本、中国、韓国で売り上げ急上昇』
サムスンは業績悪化、5期連続の減益
ライバルスマホメーカーであるサムスンは、第4四半期(2014年 10月 – 12月)において収益が27%減少したことを報告しました。
サムスンは、10-12月期の純利益は5兆3500億ウォン(約5800億円)と、前年同期の7兆3000億ウォンから減少しました。
3年ぶりの年間純利益の低下、5期連続の減益となりました。
サムスンの営業利益は、2013年の36兆7700億ウォンから大きく落とし、2014年の通年営業利益は25兆ウォンとなりました。
なお、サムスンは携帯電話販売数を発表しませんでしたが、Appleは第4四半期中に7450万台のiPhoneを販売しています。
サムスン、半導体供給が利益を支える
サムスンの携帯電話の売上高は、前年比64%の減益でしたが、Appleのような企業に販売しているチップの需要増加により、同社の半導体部門は前四半期からの収益を高め、2兆7000億ウォンを獲得し、4年ぶりの高水準となりました。
チップメーカ『クアルコム(Qualcomm)』も収益を報告し、主要顧客の損失はサムスンであると伝えました。
これにより、サムスンのフラッグシップスマートフォンの最新版「Galaxy S6」は、クアルコム製プロセッサの搭載を見送り、自社のチップを採用する模様です。
『「Snapdragon810」は、大手顧客のフラッグシップ端末の設計サイクルにのらない』 Qualcomm[PDF]
参照元:MacRumors