「s」シリーズ最大のアップグレードになると期待されているiPhone6sですが、『Cult of Mac』は、中国メディアの記事を引用して、iPhone6sのリリースは8月に前倒しになるのではないかと紹介しています。
iPhone4s以来、AppleのiPhoneリリースタイミングは9月が恒例となっていました。
しかし、サプライチェーンからの情報筋によると、iPhone6sの部品製造は非常に順調に行っているため、Appleが予想よりも早く次世代iPhoneをリリースすることが出来るかもしれないと述べているようです。
Appleは、すでに次世代iPhone用の部品サプライヤーを確保していると言われています。
サプライチェーンのソースを引用している中国メディアによれば、iPhone6s / 6s Plus用の部品生産高が良好なため、Appleは、リリース日付を8月に前倒しにすることが可能であると報じているようです。
もし、この情報が本当であれば、iPhone向け部品のサプライヤーが需要を先行することが出来たのは初めてということになります。
発売日前倒しは、iOS9のリリースがネック
しかし、この情報を鵜呑みにして、リリースタイミングが8月になると考えるのは、やや早計かもしれません。
なぜなら、Appleがハードウェアのリリースを前倒しすることが出来たとしても、まだデベロッパー間でのβテストにも入っていないiOS9の調整をする必要があるからです。
例年、Appleは、新世代iPhoneをリリースする数週間前に、iOSのメジャーアップデートを一般公開します。
Appleがハードウェアとソフトウェアの両方を早期に準備することが出来るのであれば、リリース日を大幅に変更することが可能ですが、それは現実的ではないように感じます。
iOS9の詳細は、Siri、App Storeなどを統合した『Apple TV』と一緒に、WWDC※で来月発表されることが予想されます。
※Worldwide Developers Conference(ワールドワイド デベロッパーズ カンファレン)は、Appleが毎年開催している開発者向けイベント。
AppleがiPhoneのリリーススケジュールを変更し、前倒しするという前例は今までにありません。
Appleが本当に、iPhone6s / 6s Plusを8月にリリースする計画を進めているのかは分かりませんが、サプライヤーの部品生産が順調というのはよい知らせではないでしょうか。
参照元:Cult of Mac