先日、iPhone6s / 6s Plusに搭載されている2つのA9チップ(TSMC製とSamsung製)の性能差を測定するバッテリーテストの結果が公開され、両者のパフォーマンスが異なることが明らかになりました。
世界中で実施されたiPhone6sユーザーによるベンチマークテストの結果、両者には6~22%の性能差があることが報告されています。
今回、Appleは、『TechCrunch』に向けた声明文の中で、収集した顧客データを使用してバッテリー寿命を検証する独自テストを行ったことを明らかにしています。その結果、両者の性能差はわずか2~3%程度だったようです。
Appleの声明は、最近、YouTube上に投稿されたiPhone6sユーザーによるベンチマークテストの結果に対して向けられたものです。
Appleが設計するA9チップを使用したiPhone6s/6s Plusは、世界で最も先進的なスマートフォンのチップを搭載しています。
我々が出荷するあらゆるチップは、驚くべきパフォーマンスを提供するため、色またはモデルに関係なく、素晴らしいバッテリー寿命を提供するためにAppleの最も高い基準を満たします。
バッテリーを全て消費するまで連続的に高負荷でプロセッサを動かす実験テストは、現実の利用状況を反映するものではありません。
彼らは最も高いCPU性能状態で非現実的な時間使用しているだけだからです。
それは、現実のバッテリー寿命を測定するには紛らわしい方法です。
我々のテストと顧客データは、実際のiPhone 6s / 6s Plusのバッテリー寿命を示します。
可変的なコンポーネントの違いを考慮に入れても、わずか2~3%の範囲内で変化します。
Appleは、昨日、公開されたようなユーザーが行ったバッテリーベンチマークテストは、現実の使用条件を反映していないと説明しています。
続けて、顧客から収集したデータに見られた2〜3%の差が「その製造耐性の範囲内」であり、同じチップを搭載した2つのデバイス間で見られた変化のレベルであると説明しています。
『MacRumors』は、iPhone6sのバッテリー寿命に関する意見は、非常に入り混じったものであると結論付けています。
両社のA9チップの性能差は、たとえわずかであったとしても、事実として存在しているようです。
参照元:MacRumors