Appleは4月9日、バグ修整とマイナーインターフェースの調整と共に、新しい絵文字、Siriの改善、ワイアレスCarPlayサポートなどの機能を追加した、iOS8.3をリリースしたことを発表しました。
今回のアップデートでは、Wi-Fi、メッセージ、コントロールセンター、Safariのタブ、サードパーティ製のキーボード、アプリの起動など多く面でパフォーマンスの向上が図られています。
新しく追加されたアップデート内容は、今までになく多岐に渡っているようです。
絵文字の追加
絵文字ピッカーは、アイコンをカテゴリ別に選べるようになり、より家族の絵文字が追加されています。人物アイコンの種類も増え、異なる肌のトーンから選択することが出来るようになりました。
また、新しい国旗や、iMac、iPhone、Apple Watchなどの絵文字も追加されています。
Siriの対応言語が拡大
Siriの機能もアップグレードしています。新しいアクセントと言語、そして、iPhoneのスピーカーフォンを使用して架電する機能が追加されました。
サポート追加された言語は以下の通りで、ブラジル、デンマーク、インド、オランダ、ニュージーランド、ロシア、スウェーデン、タイ、トルコのユーザーが利用することが出来るようになりました。
CarPlayはワイアレスで接続可能
CarPlayは、lightningケーブルを使用することなく、車のダッシュボードユニットに接続することがで出来るようになりました。
プリインストールアプリの多くが調整される
プリインストールされているいくつかのアプリにも調整が行われています。
Passbookでは、パスとApple Payが分離されます。また、知らない連絡先からのメッセージを自動的にスパムとして報告し、隔離するオプションが追加されました。
ビルトイン・キーボードのスペースバーは横に伸びて大きくなっています。
App Storeでは、ユーザーが無料でダウンロードする際に、パスワードをオフに設定することが可能になりました。
大幅なバグ修整でパフォーマンス向上へ
Appleが発表した、iOS 8.3アップデートに関するリリースノートには、数多くのバグ修整(Wi-FiとBluetooth接続の切断、画面回転の問題、CarPlayでのマップの非表示、アクセシビリティ不具合のサポートなど。)が記載されています。
Appleはまた、iOS8.3とOS X10.10.3のリリースにより、iCloudのPhoto Libraryは最適化されベータ版を終了したと報告しています。
最新版iOS8.3は、iTunesか、無線によるソフトウェアの更新を行うことで利用することが出来ます。