Appleは、 2015年6月9日 午前2時(現地時間6月8日 午前10時)に、WWDC2015の基調講演においてiOS9の紹介を行いました。
今秋に正式リリース予定のiOS9に追加された主な新機能をまとめました。
News
iOS9では、Apple公式のニュースアプリ『News』が追加されます。
ニュースアプリ『News』では、全てのニュースを希望する箇所へ表示させることが可能です。
ニュースは、最も興味のあるトピックに基づいて、多くのニュースソースから読みたいものをブックマークすることが出来ます。
『News』は、米国、英国、オーストラリアで提供され、日本での提供は未定です。
Notes
新たな『Notes』プリでは、リストや、挿入イメージ、フォーマットテキストを作成することが出来るようになりました。
また、空白のキャンバスに落書きすることも可能です。
Maps
iOS9のMapsは、地下鉄やバスなどの公共交通機関の乗換案内が搭載されます。
電車、バス、徒歩などの条件を組み合わせて、目的地までのプランを立てることが出来ると言う『Googole Map』に似た機能になっています。
Siri
新しいSiriのUIは、AppleWathに似たものに調整されています。
Siriは、聞いていることを通知するために、シグナルに合わせて短く振動します。
ディクテーション機能は、視覚的表現に小さな改善がなされたようです。
また、Siriの検索機能は、応答速度と精度がより向上しています。
さらに、『Proactive assistance』と呼ばれるアシスタント機能が搭載されています。ユーザーの行動や興味を学習し、予定に合わせてプッシュ通知をするなどの機能を備わっています。
Multitasking
iPadでは、マルチタスクが可能になりました。
マルチタスク機能には、『Slide Over』と『Split View』の2種類があります。
『Slide Over』は、ひとつのアプリを全画面で開きながら、別アプリを横から引き出して重ねて表示させることが可能です。
『Split View』は、画面分割マルチタスク機能で、画面を2:1や1:1に分けた状態で開くことが可能です。これにより、別々のアプリを同時に利用することが出来ます。
『Slide Over』はiPad Air以降のモデル、『Split View』は iPad Air 2以降のモデルから利用可能となるようです。
iOS9の対応機種は、以下の通りです。
iPhone4s、iPhone5、iPhone5c、iPhone5s、iPhone6、iPhone6 Plus、iPod touch(第5世代以降)、iPad2、iPad(第3世代)、iPad(第4世代)、iPad Air、iPad Air2、iPad mini、iPad mini2、iPad mini3。
iOS9ベータ版とSDKは、本日よりデベロッパー向けに公開されます。
iOS9が正式リリースされるのは、今秋となる見込みです。
参照元:Apple