『MacRumors』によれば、Appleの新しいモバイル決済サービス「Apple Pay」は、小売業者やクレジットカード会社から漏れた内部情報から、10月16日(米国時間)に開催されるiPad新製品をメインとしたメディアイベント後、すぐに実用化させるかもしれないと伝えています。
『MacRumors』との間で情報を共有した人物は、Appleの主要なApple Payクレジットカード ・パートナー企業の従業員で、すでに社内では「Apple Pay」の研修を終了したと語っているそうです。
また、支払いサービスは10月20日(月)(米国時間)にリリースされるとも証言していると伝えています。
同様に、『9to5Mac』は、ベーカリーカフェ『Panera Bread』の内部メモから、Appleが10月20日(月曜日)に、「Apple Pay」を開始することを伝えています。
『Panera Bread』は、他のApple小売パートナーと同じように、VeriFone(ベリフォン)社のPOSシステムによって、「Apple Pay」の支払いを受理する方法を、現在従業員に向けて訓練しています。
『Panera Bread』では、マネージャーとレジ担当者向けに、よく尋ねられる質問や、概要をまとめた短いトレーニングビデオを用意しているようです。
10月18日に開始されるとのリーク情報も
先週、ドラッグストア『Walgreens』の内部メモが流出し、「Apple Pay」は、現地時間10月18日にスタートする計画があることが判明しましたが、今までのAppleの傾向からすれば、週末にサービスを開始させるのは異例の選択です。
Appleの銀行のパートナーの一つ『USAA』は、11月7日に「Apple Pay」をサポートする予定であると発表し、小売業者と銀行は、異なる時間にサービスに対応することを示唆しました 。
10月18日か、10月20日に予定されているかに関わらず、「Apple Pay」の開始については、差し迫った状況にあるようです。
そして、「Apple Pay」は最新版のiOS 8により可能となるため、iOS 8.1のリリースも数日中であることが予想されます。
詳細はApple、メディア向けイベントで明らかに
「Apple Pay」の正確な開始日は、恐らく10月16日に開催されるAppleのメディア向けイベントによって明らかになると予想されます。
このメディア向けイベントでは、「新型iPad Air」、「新型iPad mini」、「iMac Retina」が紹介されるものと見られています。
Appleの新型iPadは、いずれもTouch ID に対応すると見られており、ユーザーは「Apple Pay」を通してアプリ内での購入が可能になる見込みです。
Felica方式が浸透している日本の決済サービスですが、今後「Apple Pay」が上陸する可能性はあるのか、また、日本で普及が進んだ場合、スマートフォンによる決済サービスの勢力図がどのように変化するのか、その関心は高まっています。
参照元:MacRumors