Appleは、「電子部品を水から遮蔽するための方法」をUSPTO(米国特許商標局)に特許申請していたことを『AppleInsider』は伝えています。
この技術により、今後iPhoneやiPadなどのApple製品は、防水機能が搭載される可能性が出てきました。
特許には、端末全体を覆う方式ではなく、プリント基板(PCB)等の内部部品に疎水性のコーティングを施す方法が記載されています。
この方法は、プラズマアシスト化学蒸着(PACVD)と呼ばれる、高電圧部が液体にさらされている時に発生する短絡(ショート)から保護するための絶縁層を作成するというコーティング技術が用いられるようです。
これは、iPhoneのデザイン性を損ねる可能性がある、防水ケースを使用するよりも良い方法であると言えます。
AppleWatchは、別の防水技術を採用
Tim Cook氏は、来月発売されるAppleWatchについて、少なくとも防水対応であると明らかにしました。
AppleWatchに採用された防水機能は、樹脂の中に内部部品をカプセル化して、生活防水に対応すると伝えられています。
これにより、AppleWatchを装着したままで、シャワーを浴びることも可能になるようです。
防水機能、将来のiPhoneに期待
昨年夏、サムスンは、「アイスバケツチャレンジ動画」において、AppleのiPhoneを指名しました。
サムスンは、Galaxy S5は、3フィート(約91センチ)の水中に30分沈めておいても問題ないと自社製品の性能を誇示しましたが、それに対してiPhoneは、防水機能を備えていないと皮肉っています。
しかし、近い将来iPhoneに防水機能が搭載されることになれば、防水性において話題になるのはiPhoneの方かもしれません。
今年発売されるiPhone6sに防水機能が搭載されるのは、現実的に考えて難しいかもしれませんが、iPhone7以降のシリーズに期待したいところです。
参照元:9to5mac