iPhone史上最も大きなサイズである5.5インチのiPhone6 Plusが発表された当初から、そのデバイスの大きさにより、ポケットの中に入れるには大きすぎるのではないかと心配されていました。
『Business Insider』は、iPhone6 Plusをズボンのポケットに収めることができた人達の中で、座った後に電話が曲がったという報告が挙がっていると伝えています。
また、『MacRumors』もiPhone6の発売後わずか数日で、iPhone6 Plus所有者のいくつかの携帯電話はわずかに曲がっており、ズボンのポケットに入れて座ったことで湾曲したものと報告しています。
MacRumorsの報告が掲載されて数時間後、YouTubeチャンネル『Unbox Therapy』では、実際に曲がるのかどうか確認するためにiPhone 6 Plusのテストを行っています。
iPhone6 Plusをストレステストにかけ、折れるだろうと思われるところまで、かなりの力を入れて曲げています。
iPhone 6 Plusユーザーからの報告
MacRumorsのフォーラム・ユーザー”hanzoh”は、彼が結婚式へ行く4時間のドライブ中に、スーツのパンツの前ポケットにiPhone 6 Plusを入れて座っていたと報告しています。
彼のiPhone6 Plusは、座って夕食を摂っている間も、踊っている間も、家に帰る4時間の運転中でも自分のポケットの中にずっとあったそうです。
そして、スーツのパンツの前ポケットに入れて18時間後に、下の写真のような状態になったようです。
“DevinPitcher”と呼ばれる別のユーザーは、iPhone 6 Plusを前ポケットに入れていた彼の友人に、同じようなことが起こったと主張しています。
下の写真は、彼らが車から降りた際に、撮影したとされる写真です。
また、同様の報告は、フランスのブログ『MacBidouille』からも挙がっています。
下記の写真は、『MacBidouille』の”Lionel”によって投稿された写真で、彼の友人がポケットに入れて座った後に撮影されたものです。
『MacRumors』は、このiPhone 6 Plusが曲る原因は、サイズによるものと結論づけています。
iPhone 6 Plusは、サイズが大きく薄いため強度の面で不安があり、ポケットなど身体に密着させて持ち運ぶと、自分の体重により曲がってしまう危険性が高まるようです。
また、『Ars Technica』は「体温と圧力の相互作用」が曲がりの原因かもしれないと推測しています。
これらのクレームが事実かどうか実際のところは分かりませんが、同様のクレームは、他でもされているようで、曲がったiPhoneを元に戻そうとしてディスプレイが割れたという報告もあるようです。
ジャキジャキ、iPhone 6 Plusの画面がケツポケットで割れたと話題に | アプリオ
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>ユナイテッド株式会社執行役員の山下優司氏は、ポケットに入れていたようです。 pic.twitter.com/7pDRD94qRJ
— ざら速(ザラ場速報) (@ZARASOKU) 2014, 9月 22
don't put your iphone 6 in your pocket y'all http://t.co/pp8UsWwd9k pic.twitter.com/PLXYagARMq
— ⊀treenz (@katrinalome) 2014, 9月 23
昨年、『Cult Of Mac』の一部ユーザーは、iPhone5Sをポケットに収納することで形状が変化することが考えられ、それによりユーザーからのクレームが出ることが予想されると訴えていたことが報告されています。
いずれにしても、iPhone6 Plusをポケットに入れて持ち運んだり、大きな負荷がかかるような使い方は避けた方がよさそうです。
また、iPhone6 Plusを守るために、保護ケースやカバーを装着しておいた方がよさそうですね。
参照元:Business Insider