修理会社『iFixit』は、ディスプレイ本体からRetina HDディスプレイ・アセンブリ層を分解し、バックライトとフロントガラスデジタイザを分離させ、3D Touchセンサーの分析内容を公開しています。
今回の分解は、分解のし易さを判断するリペアスコアの評価はされていませんが、スマートフォンのディスプレイを分解して、さらに組み立て直すことは非常に専門的なツールを使用したプロの作業であるため、一般人は真似しないようにと『iFixit』は警告しています。
Appleは、3D Touchセンサーの側面に沿ってホームボタンのケーブルを退避させ処理しています。
iPhone 6s display has got more layers than most onions. http://t.co/NjRaiktCTE pic.twitter.com/l52bGjczdk
— iFixit (@iFixit) 2015, 10月 12
同社による『3D Touch』パネルの詳細な調査によると、大部分は長方形のコンデンサプレートで構成されており、微量を介してコントローラ回路に接続しています。
この背面パネル上の金色の各長方形は、平行平板コンデンサの一枚板ですが、平行平板コンデンサの容量は、極板間距離に反比例します。短い距離は、プレート上の電荷のための大容量を意味します。
Appleは、iPhone6sのガラスカバーに使用する柔軟なガラス素材を開発するために、Gorilla Glass製造メーカー『Corning』と密接に連携を取っていました。
ガラスを指で押すことで、ごくわずかに接触点のガラスが曲がります。そして、指とディスプレイ下部の配列内に対応するコンデンサプレート間の距離を短くします。これは、「push」ではなく「touch」として認識されます。
3D Touchディスプレイは、アプリを介してショートカットを起動させることを可能としています。
「peek」や「pop」などの新たなジェスチャーが追加されるなど、『3D Touch』は、iPhone6sの目玉機能の一つです。
参照元:ifixit