画像元:ifixit
先日、一部のユーザーにより、iPhone6sの防水テスト動画が公開され、iPhone6sは、iPhone6に比べて防水性能が向上していることが明らかになりました。
iFixitは、iPhone6sの発売以来、iPhone6sを分解したレポートを次々に公開していますが、その原因を調べるために、iPhone6sを再度分解しています。
iPhone 6
iPhone 6s
分解調査の結果、iPhone6s / 6s Plus内部の周囲には、ガスケットの働きをする接着剤の帯があることを確認したようです。
iPhone6のケースの枠幅は、1.89mmを測定しましたが、iPhone6sでは2.21mmを測定しています。
iPhone6sは、このガスケット部分のためにケース枠の幅を0.3mm程度広げることを選択したと見られています。
iFixitは、「Appleは、おそらく内部コンポーネントを液体から守るするために、ガスケットを貼ることを選択した。」と理論付けています。
ロジックボードにも防水策を確認
また、ロジックボードのケーブルコネクターに対しても、防水を目的としたシリコンのカバーが施されています。
ロジックボードは、水に対して脆弱であるため、液体の浸入から保護するために設計されているようです。
iPhone6sの防水性能は確実に向上していますが、完全防水には程遠い内容です。そのため、水没が原因で故障した場合は、Appleからサポートを受けることは難しいと考えられます。
また、来年登場予定のiPhone7は、完全防水モデルになるという新たな噂が伝えられています。
iPhoneに防水・防塵機能が搭載されることを望む声は以前から根強く存在しています。Appleは、それらの声に応えるために、将来的にiPhoneを完全防水にすることを計画しているかもしれません。
参照元:ifixit