ウォール・ストリート・ジャーナルは、アップルは次期iPhone6の4.7インチと5.5インチモデルの量産をサプライヤーに指示したと報じています。
想定される発注数量は、両モデル合わせて7,000~8,000万台と言われており、昨年リリースされたiPhone5sとiPhone5cの初期製造数である5,000~6,000万台を上回る見込みであると伝えています。
気になるその次期については、4.7インチモデルが8月から5.5インチモデルが9月からそれぞれ量産体制に入るとしています。
さらに、リリース時の注文が多かった場合、今年末までに最大で1億2,000万台分のパーツやコンポーネントを準備するようサプライヤーに対して依頼しているとも伝えています。
iPhone 6は、今までよりも画面が大型化することが予想され、フロントガラスにサファイアガラスを採用するとも言われています。そのため、以前からタッチ機能をLCDパネル自体に実装したインセルタッチ技術を採用したコンポーネントの生産の歩留まり(不良品でない製品の割合)が高いといわれています。
今までも新型iPhoneが発売される際は、常に史上最大規模とアピールしていましたが、今回のiPhone 6も史上最大規模の生産準備に入っているところを見ると、その勢いは止まらないようです。
事実、米アップルは、4~6月期の売上高としては過去最高となり、2四半期連続の増収増益となったことを22日に発表しています。
中でもアイフォーンの販売台数は、13%増の3520万台と好調だったこともあり、今回の最大規模の発注は、次期iPhone 6も大ヒットするものと予測したものと考えられ、その強気な姿勢が見て取れます。