KGI証券のアナリストMing-Chi Kuo氏は、Appleは、第2四半期(2015年1月〜3月)にiPhoneを5,820万台、iPadを1,010万台、Macを450万台出荷したと報告しています。
また、4月24日にリリースされた注目のAppleWatchは、初期出荷台数が63万1千台だったと伝えています。
AppleWatch 初期出荷台数が当初の予測を下回ったのは供給面の問題か?
クオ氏によると、AppleWatchを成功と判断するのは時期尚早だとしています。
氏は、AppleがAppleWatchを200〜300万台程度リリースするだろうと予測していましたが、実際にはそれを遥かに下回る631,000台であると推定されます。
これは、触覚フィードバック(haptic feedback)やAMOLEDディスプレイなどの主要部品を製造する、サプライヤーの労働力不足と歩留まりの悪さが原因であると指摘しています。
さらに、クオ氏は、Appleは3月~6月の間にAppleWatchを450万台を生産可能であると予想しており、Appleの生産能力は飽和しておらず予約数を供給出来るものと考えています。
また、第3四半期には、380万台を出荷すると予想しています。
今月初め、Kuo氏はAppleWatchの予約数は230万台と予想しており、月産では200万〜300万台になると予測していました。
好調のMacと縮小傾向のiPad
第2四半期のMacの販売台数は、前期比で17.5%減となり450万台であると推定されています。
新しい12インチMacBookと、MacBookのラインナップは、21.5%売上げ増となり、550万台を販売する見込みです。
シュリンク傾向にあるiPadについては、第2四半期の売上を1,010万台と予想しています。
これは、前年同四半期の1,630万台から大きく減少したこととなります。
iPhone 第2四半期売上は過去最高を記録か?
最後に、アナリストは、iPhoneの出荷台数について「第1四半期においてピークに達した。」と言及しています。
第2四半期のiPhone出荷台数は、第1四半期に比べ、21.8%減の5,820万台となりましたが、第2四半期としてみれば過去最高を記録する見通しです。
Kuo氏の予測が正確であれば、Appleは前年同期比で、iPhoneの販売台数を約1,500万台増加させたことになります。
Appleは、4月27日午後2時(現地時間)から第2四半期の業績発表を行う予定です。
参照元:AppleInsider