Appleは、アリゾナ州メサの、GTアドバンスト·テクノロジーズ(GTAT)に貸し出していた、サファイア工場の用途について計画案を発表しました。
1.3百万平方フィートの工場は、クラウド·ネットワークのグローバルコマンドセンターとして転用され、Appleは20億ドルを投資する見込みです。
Appleは、センターを管理するために、フルタイムの従業員150人を在籍させる計画を予定しています。
そして、施設に100%の再生可能エネルギーによる電力供給を可能とするため、近くにソーラーファームを建設することも計画しています。
Apple 広報による見解
Appleの広報担当Kristin Huguet氏は、電子メールで次のように回答しています。
” 「当社はアリゾナ州に新しくデータセンターを建設することで、米国内への投資を継続できることを誇らしく思っている。
そこは当社グローバルネットワークのコマンドセンターとして機能する。
この数十億ドル規模のプロジェクトは、当社がこれまで行ってきた中でも最大の投資の一つとなる。」 ”
GTAT、10月に破産申請
Appleとのサファイア提携が決裂した後、GTATは昨年10月に破産申請をしました。その後、12月に2社は同意に至りました。
その取り決め内容の一部により、GTATは2015年末までに、メサの工場から出なければなりません。 そして、Appleは、2016年に施設を刷新することを計画しています。
Appleは、元々iPhoneとAppleWatchのスクリーンに使用するサファイアガラス製造のために、GTATに貸し出していましたが、GTATはその製造割り当てを満たすことに失敗し、経営難に陥りました。
GTATに関しては、Appleの優れたサプライチェーン戦略において、珍しく痛手を被る失策であったと言えます。
参照元:Cult of Mac