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調査会社『IHS Technology』が米メディア「Re/code」に公開した試算によれば、iPhone6sの原価は211.50ドル(約25,360円)、iPhone6s Plusの原価は236ドル(約28,300円)であることが明らかになりました。
同社の調査結果によると、最も高価だったのは、iPhone6s Plusに搭載されている3D Touchディスプレイで、52.50ドル(約6,300円)でした。
それ以外で高価だったコンポーネントは、A9チップの22ドル(約2,650円)、2GBのDRAMは17ドル(約2,040円)、Qualcomm製のベースバンドチップは13ドル(約1,560円)、フロント・リアカメラは共に22.50ドル(約2,700円)だったようです。
また、16GB NANDフラッシュチップの価格は5.50ドル(約660円)、WLANモジュールは6ドル(約720円)、バッテリパックは4.50ドル(約540円)。
オンボードのオーディオハードウェア、NFCコントローラ、加速度センサー/ジャイロスコープ、気圧計とコンパスを合わせた原価は18ドル(約2,160円)でした。
エンクロージャー(筐体)、回路基板、コネクタなどの部品は42ドル(約5,050円)、組み立て費用は1台当たり4.50ドル(約540円)でした。
Tim Cookは原価調査に批判的
なお、AppleのCEO Tim Cook氏は、このような調査で原価を算出することに批判的です。
なぜなら、これらには研究開発費や物流コスト、マーケティング費用などが全く含まれていないため、正確なコストとしては認められないという見解だからです。
ちなみに、iPhone6の原価は約200ドル、iPhone6 Plusは約216ドルだったと言われています。
iPhone6s / 6s Plus共に、前モデルに比べて原価が高くなるという結果になりましたが、これは新たに搭載された感圧タッチ技術『3D Touch』が原因であるとみられています。
※2015年09月30日14時20分時点での為替で計算しています。
参照元:appleinsider