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Appleは、次世代iPhoneに指紋対応「パニックモード」ボタンを追加するための開発を進めているようです。
米国特許商標庁のウェブサイト上には、Appleによる2014年5月5日付けの特許出願「パニックモード」機能の多くが掲載されています。
「パニックモード」は、個人データの保護を目的としています。基本的にユーザーが自分の指紋を用いてロックを解除することを余儀なくされている場合に、デバイスのアクセスを権限によってロックするためのシステムです。
TouchID
iPhone現行モデルでは、ホームボタンに指を押したままでロックを解除することができる『TouchID』と呼ばれるシステムを使用しています。
TouchIDセンサーは、iPhone 5s 以降、もしくはPad Air 2、iPad mini 3以降で利用することが出来ます。
センサーは、画面のロック解除だけではなく、iTunes Store、App Store、iBooks Store、および Apple Payでの購入時の認証において、高度なセキュリティの強化を実現しています。
ユーザーは、使用するデバイスのソフトウェアに、ロック解除時の指紋を複数(最大5つ)追加することが出来ますが、パニックモードが起動する際には別の指紋を追加できることを示唆しています。
盗難時に実力を発揮する「パニックモード」
Appleの特許「パニックモード」は、iPhoneが盗難されたケースを示唆しています。
この「パニックモード」は、Appleが申請した特許内容から、iPhone盗難者の写真や動画を撮影することが可能になるかもしれません。
Appleは、iCloudアカウント経由でファイルをインターネット上に送信することができ、その後、警察へ送信することが可能になると説明しています。
Appleは、「パニックモード」技術の特許を取得しましたが、来年発売されるであろうiPhone7にパニックモードが搭載されることを意味するものではありません。
参照元:businessinsider