
Appleの協力企業であるペガトロン社は、高い人気を誇るiPhone 6の供給量向上に向けて、その生産能力を高めていると、Nikkeiが報じています。
地元記者によると、ペガトロン社がiPhone 6 Plusの供給を担うことは、Foxconn社が同商品の高い需要を満たすために苦労しているということであり、Appleはその生産を補完する意図があるものと推測しています。
同社の最高経営責任者ジェイソン·チェン氏は、2014年の生産量を高めるための設備投資には約2億ドル(約228億円)以上を投資しており、2015年には、3億ドルの追加を予定していることが、最近の業績に関する電話会議で確認されています。
ペガトロン社は、スマートフォンやタブレット端末を生産する台湾の有力ODMですが、その通信製品部門による収益の増加は、iPhone6の高い売り上げが大きな要因の一つです。
会社全体の2014年第3四半期売上高は、コンピュータ組立事業が原因で落ちたものの、通信部門の売上高は、前年同期比10%増加しました。
Apple、製品調達先をFoxconn社からペガトロン社へシフトか
ペガトロン社は、iPhone・iPadモデルを供給する補助的なアセンブリとして、Appleにとって長年の製造パートナーです。
同社は、昨年AppleのiPhone 5sと同時発表された、iPhone 5cの組立てにおいて初めてリーディングカンパニーとなりました。
今年の8月には、iPhone6 4.7インチモデルの半分を製造する責任を担うとのニュースも報じられており、今後、Appleの製品調達先は、Foxconn社からペガトロン社へシフトすることが予想されます。
参照元:MacRumors