以前から、「フロントガラスにサファイアガラスを採用するのでは?」という噂がありましたが、その当時はまだコスト面がネックのため採用は見送られたと言われていました。
しかし、その後Appleは、GT Advanced Technologiesと契約し、アリゾナにサファイアガラスの工場を建設したという経緯もあり、本格的にサファイアグラスの採用に動いていたようです。
また、Appleは、サファイアを金属に接着する技術の特許も既に保有しています。
ただし、この出願された特許を見る限りでは、サファイアガラスは他のガラスと合わせてラミネート加工として使用されると考えられます。そのため、現在使用されているゴリラガラスと併用して使われることが予想されます。
9 to 5 Macによると、「iPhone 6」の4.7インチモデルのものとされるフロントガラスをナイフで引っ掻いたり、強く曲げたりする耐久テストの映像が新たに公開されました。
この映像を見ればお分かりのことと思いますが、ナイフや鍵で引っ掻いても傷が付かず、強引に曲げても全然ビクともしない強度となっており、テストを実施したMarques Brownleeも何らかの機械を用いないと傷を付ける事が出来ないだろうと結論づけています。
一見すると何の変哲もない普通のガラスに見えますが、実際は凄い耐久性と頑強さを持つ優れたガラスであることが分かります。
iPhone6へのサファイアガラス採用については、上位モデルとなる5.5インチモデルのみになるという噂もありましたが、サファイアガラス層で通常のガラスを包む技術の特許を既に取得し、大量生産に成功しているとすれば、両モデルでサファイアガラスが採用される可能性が現実味を帯びてきました。
サファイアガラスの採用により、iPhone6では、画面のキズや、落として割れるというトラブルから解放されるかもしれませんね。