今日未明、GTアドバンストは、正式にAppleとの和解を発表しました。
両者は、協力関係を解消し、サファイア製品の製造を終了することで合意に達しました。
GTアドバンストは今後、サファイア製品自体の製造ではなく、サファイア製造設備の供給に注力するものと見られています。
契約に基づき、GTアドバンストは、Apple向け製品製造の為に融資された4億3900万ドルを返済するために、工場内にある2000を超えるサファイア炉と、残りのサファイアを売却し、売却代金の一部をAppleが受け取ることになるようです。
『Re/code』が伝えるところによれば、Appleは、「GTのサファイア製造プロセスは、単純に生産のための準備ができていなかった。同社のサファイア生産技術が改善することで、将来関係は残されている。」とコメントしています。
また、Appleは、「GTアドバンストのために購入したメサのアリゾナ工場は、12月の終わりに活動を停止した後、使用される予定はないが、使用にあたっては他の方法を捜すだろう。」と述べています。
GTアドバンスは、10月始めに破産を申請していますが、申請理由を説明する法廷文書については、極秘扱いにしています。
iPhone6 / 6Plusのディスプレイには、GTアドバンストが提供するサファイアを使用することが期待されましたが、GTはAppleが要求した品質のサファイアを生産することが出来なかったため、Appleは、コーニング社のゴリラガラスをディスプレイ用として採用しました。
参照元:MacRumors