iPhone6s / 6s Plusに搭載されるA9チップには、新しいM9モーションコプロセッサが内臓されていますが、モーションコプロセッサは、加速度センサーや電子コンパスなどの処理を行うチップです。
M9モーションコプロセッサは、フィットネスデータを幅広く記録できるように、加速度センサー、コンパス、ジャイロスコープ、気圧計と繋がっています。
A9チップにM9内臓で省電力化
以前までのiPhoneは、MシリーズチップとメインCPUは別々でしたが、今回Appleは、A9チップにMシリーズチップを統合させました。
Appleは、M9をメインCPUへ統合させることで、デバイスのバッテリー寿命を消耗することなく、モーションセンサーを常に実行させることを可能にしました。
これにより、低消費電力で各種センサーからの入力を認識することができ、「Hey Siri」と話しかければいつでも起動するようになります。
以前までのiPhoneでは、電源に接続されている場合にのみ、「Hey Siri」で起動しましたが、電源に繋がっていなくても「Siri」を呼び出すことが可能です。
新たに歩行やランニングのペースを測定
前Mシリーズチップと同様に、M9も歩数、移動距離、高度の変化を測定します。
それに加えて、iPhone 6sでは、ユーザーの歩行やランニングのペースを測定出来るようになります。
これは、Apple WatchのS1チップと同様にバッテリーを消費するGPSを必要としません。
M9モーションコプロセッサは、iPhone6s / 6s Plus、およびiPad Proに搭載されます。
参照元:Appleinsider