『ジャパンディスプレイ』は、2018年リリース予定のiPhoneに有機ELディスプレイ(OLED)を供給するべくAppleと交渉していると『日刊工業新聞』は伝えています。
Appleの製品リリースサイクルと命名パターンに基づけば、2018年にリリースされるiPhoneは、『iPhone 8』になることが予想されます。
現行および従来のiPhoneは、有機ELディスプレイ(OLED)に比べて、安価な液晶ディスプレイ(LCD)を採用しています。
2018年リリース予定のiPhoneに有機ELディスプレイを採用するという噂は、11月下旬のレポートを繰り返すものです。
先月、『日経新聞』が報じたニュースによれば、『LGディスプレイ』は、Appleの将来的な有機ELディスプレイへの切り替えを見越して、有機EL工場を新設することを報じています。
Apple WatchはOLEDを採用
液晶ディスプレイ(LCD)は、製造コストが安く安定的に供給でき、製品寿命が長く、直射日光下でも高い可視性を持つというメリットがあります。
その一方で、液晶ディスプレイは、全ての画素を照射するバックライトを必要とするため、その分電力を消費することになります。
Appleは、ウェアラブルデバイス『Apple Watch』のディスプレイに有機ELディスプレイ(OLED)を採用しています。
有機ELディスプレイ採用の理由は、画質の高コントラストと省電力性であると言われています。
『Apple Watch』のディスプレイは、ホーム画面やアプリなど、ほとんどが黒色の背景に白色の文字で統一されています。
暗いユーザーインターフェース(UI)を特徴とする『Apple Watch』ですが、その理由は有機ELディスプレイにあります。
Apple WatchがOLEDを採用した理由
有機ELディスプレイは、バックライトの光を使う液晶ディスプレイとは違い、画素の1つ1つが発光することで色を再現します。
つまり、黒色は発光していない状態であるため、電力の節約に繋がります。
『Apple Watch』の暗いユーザーインターフェースは、よりバッテリー寿命を延ばすことを実現しています。
2018年リリース予定のiPhoneに有機ELディスプレイを搭載するということは、『Apple Watch』と同様に黒を基調としたUIになるということなのでしょうか?
参照元:appleinsider